COMPETITION

4期

入選クリエイター
アート
淺見とぎょ、岩井美佳、岡村奈穂美、上根拓馬、川島沙紀子、くわナよしゆき、佐藤香織、しろがねみき、清みゆき、田村一起、椿一朗、東川慶子、藤井信孝、増田雄一、持塚三樹、山口実加、山本佳世、吉田篤史、吉田夏奈
イラスト
アカサカヒロコ、穴薪ペインティング、arata coolhand、Igloo*dining*、池田八惠子、井野絵梨子、イノコウヘイ、今井有美、大久保ナオ登、オーツカミチコ、大月かずみ、岡奈弥、岡村志満子、岡村奈穂美、小熊千佳子、勝間リョウガ、桔川伸、小林晃、斉藤きよみ、坂谷はるか、ささきもと子、指田隆行、佐野太郎、JUN OSON、ちこうえみ、ナオ氏、中西生子、長野ともこ、中村しし、なかむら歌乃、野口さわこ、長谷川ひとみ、長谷川洋介、平岡瞳、深海武範、星野勝之、万野幸美、三浦夕香理、Miwa Goto、保光敏将、縁、米増由香、良知高行、渡辺新吉、トヨクラタケル
グラフィックデザイン
ALOHA DESIGN、アンスガー・フォルマー、飯野明美、石川マサル、伊藤渉、猪俣博史、岡村志満子、小熊千佳子、勝本恵子、釜井多賀子、goofy design、オノウエケイコ、case、坂巻裕一、中野豪雄、PROCESS5 DESIGN OFFICE、本田吉昌、MASAKI、室田晋作、山路紳多郎、横山俊平、room-composite、中直行
写真
一之瀬ちひろ、江戸洋史、岡田茂、小倉康裕、尾鷲陽介、スズキアサコ、椿一朗、奈良洋、長谷川佳之、藤田ゆみ、細野瑠衣、松岡敦飛、山本ひとみ
空間
alicetone studio 一級建築士事務所、河内建設設計事務所、榮亜樹、C+E2O、下村純、PROCESS5 DESIGN OFFICE、Paper Corp.
書道
鈴木弘幸
トータルデザイン
polyroot/grass roots operation 、Loic de Tonge
ファッション
松浦哲也
ヘアメイク
ARATA
立体
坂口知香、b4d、福嶋賢二、藤田朋一
受賞クリエイター
沖 健次賞 トヨクラタケル / TAKERU TOYOKURA
審査員 / 沖 健次コメント
フェルトを用いたイラストだが、単に素材としての布の柔らかさだけではなく、織目のない布のもつヌメッとした感触とディテールを省略した乾いた人物やテクスチャーの異なる切り絵で構成された風景とが不思議な一致をみせている。懐かしさと同時に寂寥感漂うイラストは見る人にやさしさと寂しさを同時に与えてくれる印象 深い作品となっている。
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押金 純士賞 江戸 洋史 / HIROFUMI EDO
審査員 / 押金 純士コメント
確かな技術力に裏付けられた空気感のある写真がすばらしいと思いました。 温度感のある、ヌメリのようなものを感じさせる作品は、たんなる写真を越えたものになっている。特に風景をとらえた作品がよいです。
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近藤 ナオ賞 上根 拓馬 / TAKUMA KAMINE
審査員 / 近藤 ナオ コメント
現代がかかえる問題点へのメッセージをとても端的に表しており、ビジュアル的にも、とても美しく構成され、そして、頭と目だけではなく、心をゆさぶられる要素をも併せ持った作品である。
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ポートフォリオ賞 中野 豪雄 / TAKEO NAKANO
審査員 / 新谷 佐知子コメント
ポートフォリオとしての完成度が非常に高く、読み手に対して自分の仕事を伝えるというコミュニケーション能力がずば抜けたポートフォリオだと思います。限られた時間の中で拝見するには、ボリュームが多すぎるとも感じましたが、成果物だけがシンプルに配置されたポートフォリオが多い中、デザインのベースとなるコンセプトから仕上りまでのプロセスを明解に美しく掲載してあり、素晴らしいと思いました。自身により考え抜かれたであろうページネーションは、一冊の書物のような充実した内容となっています。MOVEの役目は、クリエイティブをマネージメントすることですが、これはクリエイターとクライアントとのコミュニケーションを結ぶ役目と言うことができると思います。そう考えた際に、このポートフォリオはデザイナーがどのようにプロジェクトと関わり、思考し、組み立て、アウトプットして行ったかが全て伝えられているため、デザイナーの持つ資質や思考の流れまでもが分かり「ぜひとも頼みたい」と思わせる類いまれなポートフォリオと考えましたので、ポートフォリオ賞に選びました。
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個展開催クリエイター
各受賞者の方にはPlatformにて個展を開催して頂きます。
また、受賞クリエイターの他に各審査員より、個展を開催していただきたいクリエイターを1名ずつ選出いたしました。
穴薪ペインティング(イラスト)
星野勝之(イラスト)
坂口知香(立体)
選考メンバー
沖 健次(株式会社ジ・エアーデザインスタジオ代表 / 東京造形大学教授)
プロフィール
インテリアデザイナー。1973年東京造形大学卒業後、クラマタデザイン事務所入所。倉俣史朗に師事。1976年渡仏。グループデザインENFIに参加。1979年渡辺妃佐子とジ・エアーデザインスタジオを設立し現在にいたる。1988年より03年までGマーク審査委員。代表作:カフェテラスソーラースポット、アンジェエロタルラッチハウス、カステルバジャック六本木等、主に家具、プロダクト、インテリア、建築の領域で活動。著書:「THE AIR沖健次+渡辺妃佐子」 作品集:「日本のインテリア全4巻」、「空間の関係・イメージ・要素」他。
総評
今回の選考を通して感じる事は、昨年は一昨年より、今年は昨年よりと年々レベルが高くなっていることです。昨年は通過したのに今年は通過できなかった作品が多いのにもそれが伺い知れます。しかし、全体にはイラスト部門への応募が多く、こんなにも自分の感性や感情を表現したいと思っている人が多いのかと、改めて驚かされました。そこには、絵を描く事の無上の喜びと同時に、それを仕事にすることの難しさも感じさせられました。ポートフォリオに関して言えば、一人の作者の中でその作品のレベル差が大きすぎるという点が上げられます。大変完成されている作品もあれば、コンセプチュアル過ぎたり、見る人を引きつける作品もあれば自己中心的だったりと、作品によって完成度や目的が大きく異なっている点も気になりました。そこには作家である挑戦する創造力と、プロのデザイナーとしての安定した力量感との差の埋め方が上手く構成されていない、ということを感じさせます。プロとしての見せ方にも留意して、作家としての自立を目指してほしいと思っています。ここに応募された皆さんには、「ものづくり」としての固有性を身につけると同時に、仕事として依頼できる高いスキル(能力)を備えてもらうことが今後とも求められてきますが、これからのますますの活躍を期待してやみません。
押金 純士(『BT/美術手帖』編集長)
プロフィール
1969年長野県生まれ。東京造形大学造形学部デザイン学科卒業(編集コース専攻)。1993年株式会社美術出版社に入社。月刊『BT/美術手帖』編集部、隔月刊『デザインの現場』編集長を経て、2004年6月より現職。書籍では、『デザインの解剖』シリーズ(佐藤卓著)など。
総評
多くの力作を拝見し、コメントをつけていく作業は、想像以上に大変なものでした。いくつか気になった点をあげてみます。イラスト部門ですが、その作品が本の雑誌や書籍で使われることを想定して「どんな気持ちで作品を描いたのか」「作品によってどんな気持ちになって欲しいのか」という点を、ファイルの中に明記して欲しい。イラストは単に何かの意味が伝わればいいというわけではなく、楽しませたり、警告を発したり、不安にさせたりという様々な機能を持っていることを考えて欲しいのです。どんな内容でもその意図が伝わるかどうかで、そのイラストレーターに仕事を依頼するかが決まってくると思います。また、プロフィールやどんな仕事をしてきたかは、できるだけ読みやすく、できればワープロで書いて欲しい。あまりにも文字が小さかったり、欧文が主体では、それだけで見る気持ちを削いでしまいます。あるいはファイルの最後に読者へのメッセージなどがあると、安心して見ることができます。また、作品の傾向にもよりますが、あまりにもページ数が多すぎないことも大切でしょう。特にイラストと写真は、ファイルと相性のいいメディアだと思います。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。みなさんの活躍を期待しています。
近藤 ナオ(ASOBOTクリエイティブディレクター)
プロフィール
2001年にクリエイティブの企画会社「ASOBOT(有限会社スタジオピーセクション)」を設立し、Levi’sの店舗プロデュースを始め、東欧雑貨、欧州アンティーク家具の買い付けやタブロイド誌「GENERATION TIMES」、フリーペーパー「metropolitana」の編集にも関わり、建築、雑誌、ファッション、広告などの幅広い分野でクリエイティブディレクターとして活躍中。
総評
今回の選考を終えて一番思ったことは、やはり、日本人はクリエイターという職業(今回、作品を募集しているジャンルの人々)をリスペクトしすぎているのだなということです。コンピューター技術の発達しすぎかもしれないのですが、どんなクリエイターも、なんとなくアーティスティックに、なんとなく美しく、なんとなくモダンに作品を作り、それを簡単に受入れてしまう人々がいて、一見、雰囲気良く感じられるが、よく見ると奥行きがなく、心に何かを残す強い作り手の想いを感じられない。そんな作品がすごく多かったと思います。やはり、どんな時代にも世の中に疑問を抱き強いメッセージや思想を持ち表現を進めていける人間のみが残っていける世界なのだと思います。どんな仕事においても100年後に残る物をという想いで製作を進めてほしいものです。
新谷 佐知子(MOVE Art Management代表)
プロフィール
1999年東京造形大学美術学科を卒業後、非営利の美術活動団体ムーブを立ち上げ、営団地下鉄の駅構内で展示する美術展「地下鉄ムーブメント」を主催する。その後、フリーランスのアーティストとしてどのように生きていくべきか、アルバイトをしながら模索。2000年、日本におけるクリエイターの活動を活性化するため、マネージメントの道に入ることを決意。今のムーブの原形を作る。2003年有限会社ムーブアートマネージメントを設立。現在、各プロジェクトのマネージメント及びプロデュースを行っている。
総評
今年は、昨年に比べ2倍以上の応募者数があり、見応えのあるコンペとなりました。さらに、応募者のレベルも格段に上がったことから、残したいポートフォリオも多数に渡りました。100冊という数との戦い。最終的には、115冊のポートフォリオを展示することに決定しました。去年よりも改良されたことが伝わってくるもの、発展性を感じるものはできるだけ残し、ともに成長するパートナーとして展示をする道を選びました。今回、質の高い作品が多数集まったことで、喜びと手応えが大きいのと同時に、プレッシャーも高まっています。この115人の方々とともに、MOVEとして何ができるのか。1年という限られた時間の中で、何を成し遂げられるのか。アーティスト、デザイナー、写真家、インテリアデザイナー…のクリエイターとともに。新しく魅力ある仕事がしたい方、自分の作品とコラボレートする企業を探している方。それぞれMOVEに求めるものは違うと思いますが、「自分のクリエイティブを求める人と出会いたい」というその思いは同じだと思います。私達は、基本的に仕事をマネージメントすることをメイン活動にしていますが、クリエイティブを発信してゆくというミッションも同時に持っています。クリエイティブを求める人々とクリエイターを結ぶこと、今期もこのテーマを実現すべく、邁進したいと思っています。これからの1年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。