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2011.02.14

「夜の森〜五感に触れる音楽会〜』(Feb 24) のお知らせ

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人のココロが動くようなこと、五感で感じるようなことがしたい、
そんな思いから、小さな取り組みを始めました。
その名も、MOVING PROJECT。
MOVINGは、「動く、感動する」という意味があります。
それこそMOVEの活動の原点であり、原動力です。

一人旅をしていてふと空を見上げるとき、
誰かの話しで元気になる瞬間、
音楽を聴いてココロが満ちてゆくような夜。
そんな時、忘れていた自分を取り戻す。
明日からの勇気がちょっとだけ湧いてくる。
誰かのための、小さなきっかけをつくる活動にできたら、嬉しいです。

さて、そんなMOVING PROJECTの第一弾企画として、
「夜の森〜五感に触れる音楽会」を企画しました。

去年パリで開催した「夜の庭」に続き、今度は「夜の森」。
歌、声、ピアノ、アロマ、絵のアーティストがセッションし、つむぎ出す世界。
場所は、恵比寿の GALLERY Bios。
ここは、高千穂の火山灰など、できる限り自然の建材を使用した、
体と心に優しい空間です。
ぜひ、お越し頂けたら幸いです。

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「夜の森 The Night Forest」
〜五感に触れる音楽会〜
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都会の喧噪にぽっと現れた夜の森。
薄闇のなか、柔らかな歌声と木々の香りが五感に優しく触れる。
心地よい安らぎの中で、耳を澄ませる。
自分のなかに流れるたったひとつの音楽に。

日時:2011年2月24日(木)20:30開演(19:45〜20:15受付)
場所:GALLERY Bios 東京都渋谷区恵比寿西1-12-11Biosビル2F
料金:前売り 2,800円 当日 3,000円 ※ワンドリンク込み(オーガニックワイン、その他)
席数:限定45名

【 前売りのお申し込み方法 】
メールタイトルを<夜の森チケット予約>とし、
お名前、電話番号、メールアドレスを info@move-move.com
までお送りください。その後、お振込方法などをご連絡いたします。

【 参加アーティスト

うた、声 / 島村智才 Chisa Shimamura
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都内を中心にボイスアーティストとして活動中。15歳時に留学先のカナダで聖歌隊のリードボーカルとしてツアーを回る。透明感と力強さが共存する歌声が評価を呼び「最優秀音楽生徒賞」を受賞。言語を越えて共鳴する音楽を求め、屋久島、NY、パリ、マリ(西アフリカ)へ。訪問先では実験的な作品制作やライブなどの公演で画家・ダンサー・詩人などとコラボレートをする。JR 東日本のラジオCM や、メナード化粧品、セブン・アンド・アイのTVCM 等の歌唱を務める傍ら、ラジオ番組「Listen Unique」(文化放送)、JJazz.netのパーソナリティを務める。Sing! 恵比寿のクワイアーリーダーとしても活躍。

ピアノ、音 / 佐野観 Kan Sano
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ピアニスト、作曲家、プロデューサー。1983年生まれ。11歳よりピアノと作曲を独学で始める。18歳でボストンのバークリー音楽大学ジャズ作曲科に入学し、Monterey Jazz Festival 等に出演。卒業後は、COMA-CHI、TWIGY、佐藤竹善など多方面のアーティストと共演。メルセデス・ベンツmixed tapeをはじめとする国内外のコンピレーションにも多数参加しているほか、ライフワークとして完全即興演奏によるソロピアノコンサートを16 歳から続けている。2010 年、ソロギタリスト石川征樹と完全即興演奏によるアルバム「共鳴 piano and guitar duo improvisation」をリリース。ほかにアルバム「MOVEMENT future groove jazz」Movementも発表。

アロマ /和田文緒 Fumio Wada
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英国IFA認定アロマセラピスト・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。東京農業大学農学部農学科卒業。高等学校理科教師を経てアロマセラピストに。リラクゼーションサロン シーズ(seed's)を主宰。現在、The Academy of holistic studies、トータルヒーリングセンター、日本アロマコーディネータースクールの講師のほか、東京農業大学非常勤講師、慶応義塾大学非常勤講師を務める。著書に『一から覚える!アロマクラフトレッスン』(ブラス出版)、『アロマテラピーの教科書』(新星出版社)がある。

絵 / 藤田美希子 Mikiko Fujita
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幼少時、ミュンヘンに滞在。朋優学院高等学校美術コースデザイン科の卒業制作で最優秀賞を受賞した。その後、多摩美術大学に入学し、絵画学科油画を専攻。卒業後はステンドグラスデザイナーとしても活動する。2010年に再びドイツに渡り、現在ミュンヘン造形芸術大学在学中。2009年、Art Center on going(東京)にて個展「夜の中へ〜in die Nacht」、2010年Gallery Rivoli59(パリ)にて行われたグループ展「夜の庭〜Midnight Garden」に出品。「夜の森」では、独特な深みのある油彩画「月夜の子どもたち」シリーズをスライドで投影する。

お問い合わせ
MOVE Art Management
info@move-move.com
03-5789-8218

2010.08.24

「夜の庭」のできごと  第2夜〜第4夜

賑やかなオープニングパーティーの夜が空け、
ここから10日間に渡る展覧会がスタート。
オープニングパーティーで魂が抜けきった感がありましたが、
ほっとしたのもつかの間、実はここからが展覧会の本番だったのでした。

この「夜の庭」にどんな人たちが集うのでしょうか。
そして「夜の庭」でどんなできごとが起きるのでしょうか。

ギャラリーは午後1時にオープンです。
爽やかな日差しが降り注ぐRivoli通りをガラス越しに眺めながら、
受付けでボンヤリ。
静かにのんびりと1日が始まります。


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とは言ってもこの時期、パリは「SOLDE(セール)」の時期!
主要なお店が集っているこのRivoli通りはものすごい人の往来があります。

そうこうしているうちに、パラパラ人がやってきました。
アイコンタクトして、「ヴォンジュール!」と言葉を交わします。
良かった!今日も見に来てくれる人がいる。


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じっくり保井智貴さんのハイヒールの作品「unusable」を見ている姿。

ぶらりと買い物に来て通りがかった人や、上階にある59Rivoliの
アトリエを見学に来た人が何となくギャラリーに入って来て
自分の時間を過ごして帰って行きます。

毎日だいたい100人前後の人々が訪れました。
パーティーも合わせるとトータル1500人くらいの人が
この展覧会を見に来てくれたことになります。
けっこう凄い数!嬉しいです。

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みなさんいろんなメッセージを残してくれました。
フランス人、日本人、イタリア人、韓国人、アフリカ人...などなど。
様々な人種が行き交うパリならではのヴァラエティーにわくわく。

展示を見て「トレビアン!!」とわざわざ目を輝かせて声をかけてくれる人には
抱きつきたいくらい。
結構いました。そういう素敵な人!

展覧会3日目。

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藤田美希子さんの作品「月夜のこどもたち」を見入る人々。
藤田さんの作品は非売品だったのですが、
「オレはどうしてもこの作品が欲しいんだ!!」と言ってなかなか
納得してくれない人も出現するほどの人気ぶりでした。
藤田さんの作品には、人を惹き付けてやまない魅力があるのです。
絵の向こう側に、静かで深い夜の世界が広がっているのです。

話しは戻ってオープニングパーティーの夜、
出展アーティストの小林悦子さん(通称「エツツ」。以下「エツツ」で。)が
こんなことを言い出しました。
「あのね。パフォーマンスしようと思ってるんだー。」(エツツ)
「お!ほんと?!」(サチコ)

エツツは今回刺繍作品をインスタレーションしていて、こんな感じです。
(写真後送)
まさに男女の「夜の庭」の刺繍。
刺繍の平面作品と、刺繍ベッド。

はて、エツツのパフォーマンスはどんなんだろう?と思っていたら、
展覧会4日目に、それは起こりました。

エツツが生成りのワンピース姿で現れ、突如刺繍のベッドに飛び乗り、

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そして、このベッドの上で刺繍を始めました。
衣装に刺繍枠を着けて、来ている衣装そのものに刺繍をする姿。

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すっぽり空間に収まっているエツツの姿に、来場者は一瞬人形かと思ったくらい。
でも近づくと、生きている人間らしい。
なぜか刺繍をしている。
話しかけていいものかどうか...。どうしよう。


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そんな様子を見て、
なるほど。これでようやくエツツの作品が完成したわけか!
と深く頷く新谷なのでした。

(つづく)
(text:さちこ)

2010.07.26

夜の庭、オープニングの夜

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オープニングパーティーは夜19時から始まりました。
19時になった途端にどこから来たのかぞろぞろと人の群れが!
嬉しい悲鳴です。
だいたい200人くらいの人が集まったでしょうか。
とまどいをかくせないMOVEメンバーたち。
アーティストのみんながとても嬉しそうで良かった!
パリで広報をしてくれたしおりさんのおかげです。ありがとう!

オープニングで主役だったのは母の手巻き寿司。
パリの人はおすしが大好きなんですって。
ビールとワインと手巻き寿司を囲んで談笑。
しあわせなひとときです。

今宵のサプライズは、パリのオペラ歌手と大島智美さんの衣装作品との
妖しくも素敵なコラボレーションです。
高い声と低い声が織り成す歌声と刺繍の黒の衣装とが響きあい、しばし釘付けに。
不思議な夜の時間が更けてゆきました。

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2010.07.26

夜の庭ができるまで、そして・・・

いよいよパリにやってきました。
香港経由の20時間に渡るフライトを経て、いざ、ギャラリーへ!
場所は、1区のRivoli通り。少し歩くとルーヴル美術館やセーヌ川。
ここはパリの中心です。
日本で言うと銀座のようなブティックがひしめく中に、
Rivoli59ギャラリー発見。
目の前はH&Mとマクドナルドだ!

太陽が容赦なく照りつける真夏日の午後、アーティストと待ち合わせ。
さあ、みんなで設置が始まります。

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設営は丸二日間かかりました。

1階は、まず藤田美希子さんの夜の絵のシリーズと、
スズキアサコさんの「in the midnight」写真三連作から始まって
nui projectの大島智美さんによる棺カバー。
安井智貴さんの繊細なハイヒール作品「unusable」、
その奥、左手に大西里江子さんの和紙に描かれた女性シリーズ、
右手に松井雄一郎さんの白と黒のインスタレーション、
一番奥が、小林悦子さんの夜の刺繍空間。

2階は、辻直之さんの映像アニメーション作品「エンゼル」、
大島智美さんの紋章シリーズ、奥へ進むと青木美歌さんの
ガラスによるインスタレーションの世界が広がっています。

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パリの夏は日が長く、夜10時半でも夕方みたいな風景です。
やっと設営がひと段落。 みんなお疲れさまでした!
明日はオープニングパーティーです!

2010.07.05

AFTERSQUATのかなり変わった歴史


「夜の庭 〜Midnight Garden〜」(Jardin de Minuit)の開催地となる
La Galerie 59– AFTERSQUATはかなり変った歴史のあるところなので、少し紹介してみよう
と思います。 ここは、もともと「スクワット」と呼ばれる建物でした。
スクワットとは、フランス語で「不法占拠された場所」。
遡ること十年前、クレディリオネという銀行が所有していた空きアパートメントを
アーティスト三人が「勝手に使っちゃお!」と決心。三人が自転車でこの空き家の前を
通り過ぎた時に、「ここって空き家みたいだね〜。こんなのが自分のアトリエだったら
いいなあ!」と夢想したことから始まったそうです。大人の秘密基地ごっこといった
ところでしょうか。 三人はこれ以前にも何軒も空き家をスクワットした経験があったそうで、この
リヴォリ通りの6階建ての巨大ビルをのっとるのは、それまでの活動の集大成(?)
だったらしいです。ある夜裏窓をぶち破って進入し、勝手に鍵をかえて「スクワットしたぞ!」
と宣言。パリのど真ん中の大きな建物が占拠されてしまったということで、パリ市民は
本当にビックリしてしまったらしいです。やがて、このアーティストに賛同する
アーティストが続々と集まり、約30人のアーティストが寝起きする一大コミュニティに発展。



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占拠直後
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パリには、こんな風に不法占拠地が結構あるのですが、通常はすぐに警察や大家が
やってきて、留置所に放り込まれるのが関の山なのですが、ここはいくつかの小さな
幸運が重なり追い出されることはありませんでした。また、ここのスクワットは
市民に一般公開されており、毎日のように不思議なアーティストライフを送る
人々を眺めに、パリ市民がおしかけるようになっていました。そうしていつの間にか、
フランスの現代美術施設では、入場者数第三位を記録するまでになったのです。

そうやってどんどん有名になっていった「リヴォリ59」ですが、
相変わらずステイタスはスクワットでした。しかしながら、大きな幸運が
ここのスクワットに降りかかりました。パリの市長選の歴史上初めて、左翼政党がパリの
市長の座を奪取したのです。新しい市長になったドラノエ市は非常に革新的な
考え方で、アーティストを保護するために、このアトリエを合法化することに決めたのです。
そうして、市長はここを数億円で買い取り、パリ市公認アトリエとなりました。

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その後建物の老朽化のためパリ市は建物を改装することを決断。そして、
2009年に再オープンした際、新しいアートスペースとして復活した際、国内外のアーティスト
のための企画展と国際交流を目的とした広いギャラリーを併設することになり
ました。そのオープニングの際は、パリ市市長のドラノエ氏も出席。今ではスクワット
のアーティストにより構成される選考委員会およびパリ市に承認された
アーティストが二週間ごとに展示を行っています。日本人グループとしては初の展覧会になるそうです。

というわけで今回私たちの展示を行うのはこんなところです。
http://www.59rivoli.org/
そして、今回の展覧会にはこのスクワットに初期の頃から参加している小林悦子
も参加しています。彼女は現在もこの建物の中にアトリエを構え、
作品を制作しています。今回展覧会では新作を発表するようなので楽しみです。

フライヤーのダウロードはこちら

「夜の庭 - Midnight Garden-」公式ウェブサイトはこちら

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