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2012.03.13

taca- Wind of Legendのアルバムジャケットができるまで

プロジェクトの始まりは、昨年8月の「TRAVELOGUE(五感に触れる音楽会)」の時。
アコーディオン奏者・ tacaさんから、新しいCDをレコーディングすることを聞きました。
tacaさんにとって三枚目となるCDで、 taca-Wind of Legendというバンドにとっては初めてのアルバムです。

そして「アルバムジャケットのアートディレクションを頼みたい」
とのお話をいただきました。
tacaさんとは、数年前にパリで出会ってからのつきあい。
そして私たちはtaca-Wind of Legendの音楽が大好きなので、「ぜひ!」ということになり、プロジェクトチームが動き出し始めました。

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デザインを担当することになったのは、「TRAVELOGUE」や「夜の森」でおなじみの高野美緒子さん。高野さんもパリに住んだ経験があり、きっとパリの空気感を伝えてくれそうという期待感からアートディレクターとして入って頂きました。写真は、パリ在住カメラマンの神部シュンさん。コピーライティングやフライヤーのテキスト作成は、川内有緒&川内イオが担当。全体のディレクションは新谷佐知子が担当することに。

11月の終わりから毎週のようにパリと東京を結んでスカイプ会議が行われました。
大切にしたいイメージは?
何にインスピレーションを得て曲を作っていますか?
このCDの曲を通じて特に伝えたいことは?

会議のバックに流れているのは当然、サンプル版としてでき上がってきたアルバムの曲。
都会の夜風のようなスピーディーでジャズらしい一曲「Spring Storm」で始まり、
二曲目は初夏のブラジルを彷彿とさせる軽快な一曲「秋風にのせて」。「雨上がりの秋の夕暮れに、夕日に向かって自転車を漕いでいる時に突然降ってきたメロディーを元に作曲しました」というtacaさんの言葉通り、まるでモンマルトルの丘を自転車でかけぬけてゆくような曲。
日本を代表するキーボディストであり作曲家の深町純氏の急逝を知り、彼をはじめ天国に行った偉大なミュージシャン達に捧げた曲「My Soulful Song」。3.11の大震災以降は、被災された方々を思って演奏しきたそうです。
ふとした日常に感じる幸せを表現した「幸せな夜」。
そして最後はアイリッシュ風のまるで踊りだしたくなるような一曲、エセ・ケルト(by Keisuke Torigoe)。
聞けば聞くほど、多様なジャンルの曲で構成されています。

どんなコンセプトでまとめたらよいのか、という時に
tacaさんがふと、呟きました。「アコーディオンは風を生み出す楽器。だから、いろいろな場所を吹きぬける”風”を感じてもらいたい」。

そうして試行錯誤を重ねながら生まれてきたのが、パリの都会の空を、楽器から生み出される音の「風」が吹き抜けていくイメージ。この凛として気持ちがいいイメージをチームみんなで共有すると、今度は写真家・シュンさんが急いで写真を撮りおろします。

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シュンさんとtacaさんは3日間かけてパリの街中を歩きまわり、さしてまざまなカットを撮影。そして最後にたどりついたのがデパート・プランタンの屋上。そこから撮った一枚がまさにイメージどおりの渾身のショット。年末も押し迫った12月29日にこの写真が届いたときは東京チームは大喜び。
そこにWind of Legendという文字が風に乗って吹き抜けていくグラフィックを載せ、今のアルバムジャケットの原案ができあがりました。

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新年があけると、ジャケットのタイプや素材を決め、ライナーノーツなどのテキストや写真素材をそろえ、徐々に形としてできあがっていきました。そしてイメージはアルバムジャケット、パンフレット、ポスター、名刺などに展開されていきました。


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ジャケットの裏面には、風を生み出す楽器を操るtacaさんの写真。
そのデザインを見ながら、今回のニューアルバムを表すキャッチフレーズとして浮かんできたのは「吹き抜ける風の煌き」。まさに、空をキラリと光る音色が流れていくさまを表現しました。「風」を表すグラフィックには、特色の金を2色使いました。さらに全体にPPをコーティングしてツヤ感を出しました。試行錯誤で検討した結果、かなり贅沢な仕様に(笑)。印刷会社さんの御協力のおかげで、一同納得の仕上がりになりました。

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現在、このニューアルバムは日本で先行発売中で、一部のショップや書店などに並んでいます。
フランス発売は初夏になりそうです。


そして、現在taca-Wind of Legendはニューアルバム発売記念ツアーで日本全国を回っています。春の日本を力強い嵐のように縦断するツアーで、またアルバムの一曲目のタイトルからとって「SPRING STORM TOUR」と名づけられました。
そのツアーの一箇所が、今回MOVEが企画したGallery LE DECOでのライブ(渋谷・3月4日)。
おかげさまで満員御礼となりました。その大盛況のライブの様子はまた改めてお伝えします。
まずはニューアルバム発売、おめでとうございました!


ニューアルバムに入っている曲を視聴できます。 全て作曲家でもあるtacaさんがオリジナルで作った曲です。 視聴はこちら▶

tacaさんのホームページはこちら▶

[WIND OF LEGEND]
Produce: taca
Sound Produce: Keisuke Torigoe
Musicians: taca/accordion・Keisuke Torigoe/Contrabass ・Akira Horikoshi/drums・Sei Takahashi/violin・Yshihisa Suzuki/guitar)

Art Direction&Design: Mioko Takano
Photo: Shun Kanbe
Copy Writing: Ario Kawauchi & Io Kawauchi
Design Produce: Sachiko Shintani / MOVE Art Management

2011.07.23

TRAVELOGUE 〜五感に触れる音楽会 第一夜・第二夜〜

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旅をしていてふと空を見上げるとき、
誰かの面白い話で元気になる瞬間、
音楽を聴いてココロが満ちてゆくような夜。
そんな時、ふと忘れていた“自分”を取り戻す。

そんな時間を作りたいという想いでMOVING Projectは始まりました。

今回のMOVINGのテーマは「TRAVELOGUE」。
つまりは、旅の記憶です。

例えばそれは、古い石畳に響く靴の音。
ホテルの窓から吹き込む、月夜の風。
体を優しく包む森のざわめき。

そう、忘れてた。
あんなことがあったなあ、と遠い記憶の引き出しを
そっと開けるような、二つの特別な音楽会。

第一夜は「風の旅」
吹き抜ける風のような楽曲を奏でるアコーディオン奏者・Tacaとコントラバスの鳥越啓介のデュオ。そこに、ヨーロッパの街角の人々をとり続けた写真家と、光を操るパフォーマーがセッションし、一夜限りの国境を越えた旅の世界を作り出します。

第二夜は「音の風景」
空に広がっていくような島村智才の歌声と心地良く響く小久保徳道のギターに、特別にブレンドされたアロマがセッション。そこに、魅力的な被写体を求めて旅を続けた写真家・中村ハルコがついに見出した”光の音”が重なっていき・・・。
いつか旅先で耳にしたような異国のざわめきの中で、遠い心象風景への旅に誘います。

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第一夜 風の旅

Date: 8月23日 (Tue)
開場: 7:15 (PM)
開演:8:00 (PM)
会場:Gallery LE DECO
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【 参加アーティスト
アコーディオン/taca 
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パリ在住。08年にアルバム「風の谷」でデビュー。09年に2枚目のアルバム ”la route de la soie/silkroad project”をリリース。スピード感と優しさが共存する独特の音色がパリジャンを魅了し続けている。年に一度日本ツアーで来日し、今年は被災地でチャリティーコンサートも実施。Tacaは9才でアコーディオンを始め、20才でイタリア留学、その後パリへ。クラシック・アコーディオン、ジャズ・アコーディオン、作曲・和声の指導を受ける。2005年に仏国立地方音楽院(コンセルバトワール)アコーディオン科を首席で修了。この間に世界的ジャズ・アコーディオニストであるリシャール・ガリアーノの知己を得る。フランスやマダガスカルの国際ジャズ・フェスティバルに次々と参加。ダンサーとの即興や歌手、ミュージシャンとのコラボレーション、実験音楽も積極的に手がける。http://taca.biz

コントラバス/鳥越啓介 Keisuke Torigoe 
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高校時代に吹奏楽部でコントラバスを弾き始める。卒業後、社会人の傍ら地元のビックバンドなどで活動。 99年からPHATのメンバーとして活動を始め、2001年に東芝EMI Blue Noteレーベルよりメジャーデビュー。シングル1枚、アルバム2枚を残し、2003年、渋谷クラブクアトロでのワンマンライブを最後に解散。その後、ジャズ,邦楽,ポップス,タンゴなど様々なセッション、海外公演、レコーディングに参加。
最近の主な共演者(順不同)
Jazztronik (野崎良太) 椎名林檎、畠山美由紀、葉加瀬太郎、齋藤ネコ、中西俊博、溝口肇、
村上ゆき、鳥山雄司、神保彰、天野清継、TOKU、chara、
広瀬香美、織田哲郎、クリヤマコト、柏木広樹、東儀秀樹、古澤巌、溝口肇、ゴンチチ、ほか。
http://chousuke.net/

パフォーマンス/Tomo
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2001年オーストラリアでファイヤーパフォーマンスに出会う。抜群のリズム感から生まれる音楽との一体感で国内外を通して数多くのステージにて多くの観客を魅了するパフォーマー。使いこなす道具の種類とコラボレートする音の備範囲が広く高い技術とストーリー性のある演技は必見。現在はプロファイアーパフォーマンスグループ「和火-kazka-」として全国のイベントやテーマパークを中心に活動中。NECやPANASONICなどのプロモーション映像に多数出演。

写真/神戸シュン
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パリ在住のルポ・ジャーナリスト。留学先のロンドン大学でジャーナリズムを学び、その間に写真の世界に目覚める。ヨーロッパ中を精力的に飛び回り数々のルポルタージュを撮影・執筆。また日本大使館オフィシャルカメラマンを長年務める。またその合間に、パリの街角を歩き回り、都会の狭間で生きる人々や愛し合う恋人達をモノクロームフィルムで撮影した作品シリーズを展覧会や雑誌で発表。未だに暗室をこよなく愛す『銀塩派最後の世代』を自称している。今回は、そのパリの街角シリーズを発表する。


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第二夜 音の風景 

Date 8月28日 (Sun)
開場 3:15 (PM)
開演 4:00 (PM)
会場:Gallery LE DECO
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【 参加アーティスト

うた、声 / 島村智才 Chisa Shimamura
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都内を中心にボイスアーティストとして活動中。15歳時に留学先のカナダで聖歌隊のリードボーカルとしてツアーを回る。透明感と力強さが共存する歌声が評価を呼び「最優秀音楽生徒賞」を受賞。言語を越えて共鳴する音楽を求め、屋久島、NY、パリ、マリ(西アフリカ)へ。訪問先では実験的な作品制作やライブなどの公演で画家・ダンサー・詩人などとコラボレートをする。JR 東日本のラジオCM や、メナード化粧品、セブン・アンド・アイのTVCM 等の歌唱を務める傍ら、ラジオ番組「Listen Unique」(文化放送)、JJazz.netのパーソナリティを務める。Sing! 恵比寿のクワイアーリーダーとしても活躍。

ギター/小久保徳道 Norimichi Kokubo
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Jazzを中心に様々なジャンルの音楽を学ぶ。NYに渡り、現地ミュージシャンと交流を深め、GIG&セッションに参加。またブラジルのアーティストにも影響を受け中南米の音楽を積極的に学ぶ。近年ではMartijn Van ItersonやMaarten Van Der Grinten等ヨーロッパのミュージシャンとのセッションを行うなど国内外で活動中。現在はライブ演奏活動のほかレコーディング、ミュージカル、トラックメーカーなど幅広い分野で活動中。

写真/中村ハルコ Haruko Nakamura(1962−2005)
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1985年、日本大学芸術学部写真学科卒業。1992年からイタリア・トスカーナ地方に住む老夫妻を取材した『光の音』(フォルマーレ・ラ・ルーチェ出版、2008年)を撮影。目の前に広がる美しい風景と、素朴でのんびりした彼らの生活に魅了され、永遠の光と音を聞いたかのように作品制作にのめり込んだ。ヴィヴィッドなカラー作品の配列の中に時折現れるモノトーンのイメージは、フラッシュバックするように、意識を現実と夢の世界に行き来させる。2000 年には、自らの出産を撮った「海からの贈り物」で写真新世紀(キヤノン)の年間グランプリを受賞。43 歳で夭逝するが、近年、注目を集めはじめ、遺された作品の公開が待たれる。
展覧会歴:『光の音−pure and simple』(フォルマーレ・ラ・ルーチェ)出版記念イベント(2008年、せんだいメディアテーク)、 「光の音 Hikari no Oto」(2008年、 TKG Daikanyama)、「光の音-Pure and simple」(2009年、ビジュアルアーツギャラリー東京、名古屋、大阪)、「東京フォト2010」(2010年、小山登美夫ギャラリー)、「日本の新進作家展vol.9[かがやきの瞬間]ニュー・スナップショット」(2010-2011、東京都写真美術館)他

アロマ /和田文緒 Fumio Wada
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英国IFA認定アロマセラピスト・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。東京農業大学農学部農学科卒業。高等学校理科教師を経てアロマセラピストに。リラクゼーションサロン シーズ(seed's)を主宰。現在、The Academy of holistic studies、トータルヒーリングセンター、日本アロマコーディネータースクールの講師のほか、東京農業大学非常勤講師、慶応義塾大学非常勤講師を務める。著書に『一から覚える!アロマクラフトレッスン』(ブラス出版)、『アロマテラピーの教科書』(新星出版社)がある。


”BRIDGES” by Chisa Shimamura and Kokubo



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場所:Gallery LE DECO
 (第一夜・第二夜共に)
東京都渋谷区渋谷3-16-3 ルデコビル 5F
行き方:渋谷駅東口を出て明治通りを恵比寿方面に徒歩5分。渋谷駅新南口から徒歩1分
地図を見る

Charge: 各 3000 JPY (前売り), 3500JPY (当日)
第一夜 & 第二夜 通しチケット 5,500 JPY (前売りのみ)

【前売りのお申し込み方法 】
メールタイトルを<チケット予約>とし、お名前、電話番号、メールアドレス、第一夜、第二夜かを明記した上で moveart1000@gmail.com までお送りください。

お問い合わせ 03-5789-8218 (MOVE)
予約 moveart1000@gmail.com

※限定50席。当日券は予約状況次第で出ない場合もございます。
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【MOVING Projectとは?】
MOVINGは、人がココロや体を動かし、五感を磨くことで、“自分”を振り返る場と体験を作りだすプロジェクト。
感覚を研ぎすませれば、やがて聞こえてくる。
自分の中で本当に大切なこと、日常生活の中で忘れていたこと、気づかなかったこと。
そんな「心と感覚のMovement」をテーマに、イベントや展覧会、音楽会、ワークショップを不定期で開催。音楽家、アーティスト、デザイナー、文筆家などがジャンルの垣根を越えて作りあげる特別な時間をお楽しみください。

前回の「夜の森〜五感に触れる音楽会」の様子はコチラ


Credit
企画・運営 MOVE Art Management
企画協力:Gallery LE DECOフォルマーレ・ラ・ルーチェ

Creative: Sachiko Shintani
Project Management: Ario Kawauchi
Marketing: Io Kawauchi
Artwork: Mioko Takano
Special Thanks: Satoshi Kondo, Junko Takahashi, Yoshiko Suzuki,Chikako Oguma

2011.03.02

りっちゃんのストール

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りっちゃんのストールと出会ったのは2年前の10月。
場所は、奄美大島の加計呂麻島という小さな島。
あの頃、忙しい都会の日々によれよれになっていた私は、美しい海をたたえる加計呂麻島に逃亡して、日がなヨットに乗って泳いだり、お昼ねしたり、お散歩したり、東京をすっかり遠くに置いて来て、島をふわふわ漂っていました。
ある日、一緒に島でのんびりしていた文緒さんが「織り姫りっちゃんの家に行こうよ」と誘ってくれました。
「おりひめ、りっちゃん」。
心の中で、なんだか可愛い響きだなと呟いていたら、それは島在住の織物作家、宮下利津子さんのことでした。
午後、辿り着いたのは小さな木のお家。
「私は織物で、のぶ(旦那さん)は絵を描きながら手作りパン屋さんをしているんで
す。」なんて話しをしながら、りっちゃんは美味しいお茶をいれてくれました。

ふと見ると、部屋の隅にひっそり佇む機織り機。
そして目をみはったのは棚に並んだ色とりどりの糸。
糸ってこんなに輝くんだろうかというほど光を放っていて、一瞬で色の世界に吸い込まれました。
「これはね、琵琶の葉。そっちは、はんだま。」
りっちゃんは、蚕からとれるシルクの糸を琵琶や桜などの草木で染めて、こうして美しい糸ができあがるんだと言いました。
「このストール、気持ちいい!」
おもむろに文緒さんが羽織った淡いピンク色のストール。

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日本茜の根で染めたというそのストールを私も羽織らせてもらうと、
確かに「気もちがいい」という言葉がふわりと浮かんでくるのでした。

「それはね、羽織った人がいい空気に包まれる感じになったらいいなと思いながら織ったの。」
文緒さんは日本茜のストールを、私は桜のストールを買いました。
帰り際、どうしても日本茜の方も欲しくなり、予約をして東京に帰りました。
半年後の桜の季節。
見事に織りあがった茜のストールが届きました。
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肌寒い春の日にふわりと巻くと、加計呂麻島の日向の匂いを感じて、東京にいるのに、フシギとすっと肩の力が抜けて行く。
こんなストールを作る彼女は確かに”織り姫”だと思います。
りっちゃんのストールを東京にいる人に見てもらいたい、と思ったのがこの展覧会を企画したきっかけです。

今回の展示は、旦那さんである佐藤暢晃さんの水彩画とりっちゃんの織りの二人展。西荻窪にある、「みずのそら」という一軒家のギャラリーで展示させて頂くことになりました。
オーナーの小峰さんが、企画展として取り上げてくださったのです。
みずのそらは、水のお庭とカフェスペースのある、大好きな場所。
「燦々と」降り注ぐ太陽が水面をきらきらさせる瞬間を思わせるような、そんな時間になればと思います。
のんびり過ごしに来てくださいね。
「ギャラリーみずのそら」でお待ちしています。

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燦燦と sun sun to
佐藤暢晃 宮下利津子 二人展
〜加計呂麻島から届いた、絵と織りの展覧会〜
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奄美大島の南に浮かぶ小さな島、加計呂麻島。
美しい海をたたえるこの島で、太陽をいっぱいに浴びて、
祈るようにゆっくりと生まれる
二人の作品に会いにいらしてください。

宮下利津子:糸紡ぎ、草木染め、織り。
佐藤暢晃:水彩画。

日時:3月3日(木)〜3月13日(日)
12時〜19時(最終日は17時まで)

※5日(土)16時まで / 7日(月)8日(火)休み 
※初日はサントゥールの演奏があります
※6日(日)は「春 燦々。奄美茶話会」があります

場所:ギャラリー みずのそら
〒167-0042東京都杉並区西荻北 5-25-2 
tel・fax 03-3990-7590
http://www.mizunosora.com


※初日3月3日(木)の18時頃から19時まで、サントゥールというイランの楽器を、
イラン人の作曲家ルーズベーさんが、奄美・加計呂麻島をイメージして演奏してくださいます。

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<燦々と。展示の特別企画>

「春 燦々。奄美茶話会」 @みずのそら
3月6日(日) 14:00〜16:00 

”爽やかな月桃の香り、蓬の新芽のほろ苦さ、太陽の黒さとう。
島の春を味わいながら聴く島唄。光溢れる奄美・加計呂麻よもやま話。
みずのそらが奄美になります。”

会費 2,000円(奄美のお茶と黒糖、よもぎ餅付)
島唄と島のお話

島唄: 新田雅洋、脇田真由美 
お話: 佐藤夫妻&田町まさよ

●ご予約は、みずのそらに、メールでお申込み下さい。
gallery@mizunosora.com

2010.09.14

恵比寿ガーデンプレイスにて


最近、恵比寿ガーデンプレイスを訪れる機会がにわかに急増中。ご飯を食べたり、買い物したりもありますが、そのうちのハイライトを二つ。

まずは先週、MOVEのメンバーが運営にみっちりと関わっているシブヤ大学恵比寿キャンパスの授業の打ち合わせのために、ジョエル・ロブションヘ。
それは、恵比寿ガーデンプレイスのシンボルともいえる三ツ星レストランです。
ここで、この9月20日に、シブヤ大学の授業が行われる予定なんです。フランス料理のマナー、ワインと料理の関係、ミシュランの星、そしてサービスの極意などについてなど三ツ星レストランならではの話を聞いてしまおうという企画です。その午後はうちあわせのために訪問。


さて、私自身、三ツ星レストランに足を踏み入れたのは実に一度だけ。しかも、それも5年くらい前なので、ちょっと緊張気味に向かいました。いつも見慣れたシャトーが、何か特別なものに見えてくる瞬間。そして、重厚なドアをくぐると黒いスーツをびしっと固めたスタッフの方々に案内され、三階のメインダイニングホールへ。そこに待っていた世界は・・・・。
さて、その先が気になる方は、まだ、授業の席が一席だけあいていますよ〜(先着順で残り一席)。
  HPからどうぞ。 ちなみにこの授業、恵比寿キャンパスが行う「文化祭」という3日間の行事の一つ。19日には、“ディスカバー恵比寿”、“SING!恵比寿”、“隣人祭り”など誰もが参加できるイベントが一杯です〜。知らない恵比寿を一緒に発見しましょう。



さて、次なるガーデンプレイスのハイライトは9月12日の夜。
東京都写真美術館で現在上映中の映画を見にいきました。タイトルは、ずばり、『ZERO:9/11の虚構』。2001年9月11日、世界をガラリと変えてしまった事件を扱った映画です。9・11は本当にアルカイダによるテロ事件なのか、それとも一部ささやかれるようにアメリカ政府の陰謀なのか。
政府の陰謀とかいうと「何言ってるの」とちょっとアブナイ人に思われてしまうかも知れませんが。しかし!私自身もあの9.11の日はアメリカのワシントンDCに住んでいて、あの現実とは思えない恐ろしい一日を体験している一人なので、とても、ひとごとだと思えないのです。あの日、この先何が起こるのかが怖くて、店は閉店、会社も休み。街はゴーストタウンになっていたのを覚えています。



ちなみに、これはイタリアで制作されたドキュメンタリー映画で、欧州議会という公式の場で鑑賞されたオフィシャルなものです。その中で証言している人も、議員や管制官、ジャーナリストなどとても幅広い人々。そして、アメリカ国内で証言をしてきた人たちの多くが職や発表の場を失ったりしているそうです。
なぜそうまでしてこの映画は作られなければならなかったのか。
この映画の日本語版ディレクターをした方が冒頭のスピーチでこう言っていました。
「戦争で最初に犠牲になるものってなんでしょう?・・・・それは『真実』なんです」



私たちは普段は政府の発表を信じ、ニュースで流れる言葉や映像を眺め、そして記憶に焼き付けていきますが、もしその発表やニュース自体が真実じゃなかったら?
この映画の中に9.11の『真実』は描かれていません。ただ、積み重ねられていくたくさんの証言が、疑問を何度もなげかけてきます。あなたが知っている事件は、本当に『真実』ですか?



ちなみに、この映画は恵比寿の24日までの上映。他の場所では今のところ上映の予定がないらしいので、気になる人はぜひ時間を作って足を運んでみてください〜。
 http://gardenplace.jp/event/zero911.html 


Text:Atsuko

2010.09.08

アコーディオンコンサート@恵比寿へ

昨日は地元の恵比寿にて、友人のコンサートに行って来ました。
出演はパリ時代から知り合いのアコーディオン奏者・TACAさん。

 
さかのぼること二日前。 
そろそろTACAさんのコンサートだなあ、と思いながら恵比寿公園の前を通りかかった時のこと。たまたま、10月にシブヤ大学でコーディネートする予定の「今を持ち寄ってZINEを作ろう by 北尾トロサン」の授業の下見に長谷戸小学校に行ったのです。下見もばっちり済んだその帰り、唐突に「そうだ、TACAさんがコンサートをするのってこの辺だった!」とうる覚えの記憶で会場のレストランを探して見ました。
すると、一軒のお店の前に、TACAさんのポスターが張ってあったので、「あ、ここだ!」と分かりました。中をジロジロとのぞいていたところ、「あれ、アツコさん!」という声が。驚いたことにTACAさん本人が中にいるではないですか。
「恵比寿にいったらアツコさんに会えるかなーって考えてたんですよ」
というTACAさん。すごい偶然!
お茶を飲みながら、今回の日本ツアーについて色々おしゃべりを繰り広げました。

TACAさんは、9歳でアコーディオンを始め、イタリアとフランスでアコーディオンを学んだあとプロでビューし、現在はパリに住んでいます。出会ったのはかれこれ4年くらい前。それからのお付き合いで、この間の「夜の庭」にもビールを持って遊びに来てくれました。 
 
 
今回TACAさんは、日本全国を縦断するツアーのため、日本に滞在中。そのコンサートの数は、なんと30箇所近く。毎日のようにコンサートは予定されている中で、日本はありえない猛暑だし、ツアーといっても世にいう大物ミュージシャンのような豪華な旅ではないらしく、色々な苦労話もあるようで。それにしても、これだけ日本全国でのコンサートツアーが企画できるなんて本当にすごい。そして、個人的には恵比寿に来てくれるなんてかなり嬉しい。ギリギリになってしまいましたが、急に応援しないと気を引き締めなおし、知り合いに声をかけ始めたのが当日。
東京ではあまりアコーディオンを聞く機会がないからか「今日って空いてる?」みたいなラストミニッツなお誘いにも関わらず、恵比寿パワーでなんとか10人が集合。

肝心のアコーディオンコンサート。
私自身はTACAさんのコンサートはパリで何度も聞いているのですが、今回は特にゆったりとした雰囲気の中で始まりました。


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私個人としては、彼のアコーディオンのコンサートとしては一番「しっくり来た!」という感じがしました。毎日のようにコンサートをしているせいか音が艶やかで、深い音なのに軽やかなコントラバスの演奏とも相性もバッチリ。夏のジャズのような曲のセレクションもなかなかお店の雰囲気と調和していました。ちなみに会場となったレストラン、Bios Gardenは食材、調味料やワインなども含めて全てオーガニック食品だけを使っているというこだわりのお店らしく、ご飯も美味しかったです〜。

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一時間半の演奏はあっという間。アンコール終わると、今度はみんなにアコーディオンを見せてもらったり、音だしの実演をしてくれたりサービスいっぱいで、アコーディオンを始めて聞いた友人たちも大満足の一夜でした。

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text by Atsuko

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