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2011.04.19

「夜の森〜五感に触れる音楽会〜」恵比寿での一夜

2月28日、木曜日の夜。
ぱらぱらと降っていた小雨がやみ、夜の帳が訪れる頃。
「夜の森〜五感に触れる音楽会」が始まりました。
場所は恵比寿駅から徒歩五分の公園の前のギャラリー。
これから始まるのは、都会の中に現れた深い森に耳を澄ませるというコンセプトの音楽です。

実はその当日、スタッフもアーティストもかなり緊張していたと思います。
そもそも夜の森って、いったいどんな場所なのだろう?
それを音楽と香りと絵で表現するには?

この企画をやると決めて以来、連日のように夜遅くまでアーティストの島村智才さん(ボイスアーティスト)や和田文緒さん(アロマセラピスト)とスタッフで話し合いました。

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「森は、暗くてよそよそしいけれど、でも自然の懐に抱かれているような安心できる場所」
「しばらく時間を過ごしていると、いつのまにか本来の自分に帰れる懐かしいところ」
「たくさんの植物が芽吹こうとしている」
「深く呼吸をしているたくさんの植物」
そんなイメージで音楽とアロマのクリエイションは続きました。
どんな曲順でいくのか、どんなアロマを配合する?どうやってアロマをうまく届き渡らせる?光はどうする?どんな言葉なら伝わる?検討することはたくさんあります。

ようやく迎えた当日。天井の高い気持ちの良い会場に薄暗い照明とキャンドルが灯されて。そこで、ハーブティーや有機ワインを準備してお客さんを待ちます。有機ワインは、赤・白それぞれ二種類ずつ。ドイツ、フランス、ハンガリー、スペインで大切に育てられたもの。
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そして、開場時間になると続々とお客さまが集まり、ついに会場は満員に。
その数49人。

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ほんの一時間半という短い時間の中で、歌とピアノとアロマと絵の力で「森の時間」を作り上げるということ。それぞれの忙しい日常やストレスを少し忘れて、自分自身の中で眠っていた感覚をゆっくりと取り戻し、何か忘れていた記憶を思い出すように。

そして、まず一曲目は伸びやかなピアノが心地よいLiving in the mindという曲で始まりました。

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ピアノは佐野観さんです。

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絵は昨年の「夜の庭」(パリ)にも出展した藤田美希子さんの夜のこどもたちシリーズ。

そして、最後は「〇」というタイトルの曲。それは、眠りの前にそっと聞きたくなるような曲です。こうして「夜の森」は幕をとじました。

これは初めての試みなので、自分たちの想像を超えるような難しいチャレンジでした。やりたいこととやれることのギャップを埋め、そして期待をどう超えるのか。そして、これは同時に新しいことにワクワクしながらみんなで作り上げた楽しい賑やかな時間でした。

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終わったあと、フェースブックやメール、ツイッターなどでいろんな感想をいただきました。
「ヒバの香りで懐かしい子供のころを思い出した」
「森の残像が今でも瞼に残っている」
「アロマでリラックスして固くこわばった体が柔らかくなった」
「各自が海に潜って自分のきらきらした何かを見つけるような感じ」
「温かみのある夜の森の絵をもっと見ていたかった」
中にはそんなうれしい感想もいただきました。
その半面、今後の課題もたくさん見えました。もう少し、こうすればよかった、ああすればよかったと思い当たります。次回はまたブラッシュアップして臨もう、「おー!」と言いあっています。

どんなものになるかも分からずに心意気で参加してくれた49人の皆様、心よりありがとうございました。今後もどんどん新しいことに挑戦していきますので、よろしくお願いいたします。

今回の音楽会は、MOVING Projectの第一弾として企画されました。今後のMOVING ProjectはまたこのHPやFacebookのMOVEページ、Twitterなどで発信していきます。
また、ご参加された方の中で、「これだけは言いたい!!(良いことも、悪いことも含めて)」ということがあれば、ぜひinfo@move-move.com まで、ご意見をお願いします。次回の参考にさせていただきたいと思っています。

< 最後に、ひとこと。夜の森のアロマブレンドは何ともいえない複雑で懐かしい香り。
十種類以上のアロマがブレンドされた贅沢な香りです。
スタッフはルームスプレーを作って、自宅で楽しんでおります!
興味がある方はMOVE事務所にかぎに来てくださいね〜!


Credit

Artist
歌、音 島村智才
ピアノ 佐野観
アロマ 和田文緒
絵 藤田美希子


Staff
Creation 新谷佐知子
Project Management 川内有緒
Marketing 川内イオ
Artwork 高野美緒子
Staff 棟由香 新谷比佐

協力 Gallery BIOS

企画・プロデュース MOVE Art Management

2011.04.14

シブヤ大学の特別授業「希望へのプロセス〜過去の震災から学び、これからを考える〜」

こんにちは、MOVEの川内敦子です。
3月11日からすでに1か月が経ちました。
みなさまどうお過ごしでしょうか。

振り返ってみると、あの日の大地が揺れたように、私たちの気持ちも
ずっと揺れ続けているような気がしています。
寄付をしてみたり、被災地に物を送ったり、
日常に戻ろうと仕事をしたり。
そうやって日々を過ごしながらも、「もっとできることはあるのでは」と
気になり続けています。

自分でも何かできることを考える機会があればという思いから、4月23日に
シブヤ大学の特別授業
「希望へのプロセス〜過去の震災から学び、これからを考える〜」
を企画をしました。

先生にお迎えするのは上田壮一さん(Think the Earth プロジェクト・プロデューサー)。
上田さんはご自身の阪神・淡路大震災の経験をもとに、東日本大震災への支援をするため
Think the Earth基金を創設されました。
この授業では寄付金がどう使われるのかといった気になるお話や、
今後、東北が歩んでいく復興のプロセス、被災地のニーズ、現在生まれつつある
様々なユニークな取り組みについて伺います。

また、その他にも、実際に被災した方や東北にボランティアとして行った人をゲストにお迎えし
現地の実際の状況について聞いてみようと考えています。
メディアを通さない生の声に耳を傾け、東京にいる1人1人が、
日常の中でできることを、考えてみませんか?


日時:2011年4月23日(土)14:00〜16:30
場所:教室:加計塚小学校 (恵比寿)
定員:100名

授業の詳細はこちらでご覧ください。
希望へのプロセス〜過去の震災から学び、これからを考える〜

【申し込み方法】
申し込みは、シブヤ大学ウェブサイト↑からお願い致します。
授業のお申し込みは今日の24時まで。
ぎりぎりになってのご紹介になって申し訳ありませんが、
1人でも多くの方のご参加をお待ちしています。

2011.04.06

4月6日、東京にて。


東北地方太平洋沖地震で被災されたすべての皆様に、
心からお見舞いを申し上げます。

こんにちは、新谷です。
桜が美しい季節となりました。

地震から3週間が経ちました。
3月11日。東京も揺れました。この恵比寿の街も。
今、みなさま何を思い、どんな風に過ごしているでしょうか。

私は、「自分は被災地のために何ができるんだろうか」
という悶々とした思いの渦中から少しだけ抜け出し、
新しい気持ちを持ってもう一度「日常」を始めました。

まず、自分達にできることは何だろうと考え、
2月に開催した「夜の森〜五感に触れる音楽会」の経費を除いた
収益を全て被災地のための寄付に充てることにいたしました。

何ができるか、何をすべきかの「答え」は1つではないし、
もしかしたら「答え」は無いのかもしれない。
でも、自分がいいと思ったものをやってみる。それしかない。

小さなこと、でも、できること。
心からやりたいことを、
ひとつずつやって行こう。

そうやって、今、みんなが一生懸命に生きている。

そんな思いを持って、まず今、自分の居るこの場所から
スタートしたいと思います。

様々な人や活動が繋がって、前向きな動きになって行きますように。

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